家事をやらせたがる人達

もうすぐ子どもが生まれる予定です。

でも何も兆候が無いので、重いお腹でせっせと床拭いてみたり今は苦痛となった食器洗いを先日ちまちまやりました。床とかドアとかキレイになって自己満足です。

もう少しお腹の中で一緒に過ごした方がいいなとは思いつつ、お腹が重くて痛くて夜もなかなか眠れないのでそろそろ出てきてくれたらいいなというのが正直なところです。日中休んで体力回復してますが腰とかおまたが痛くてうめく日々です。

 

妊娠が判明してから8カ月近く経ちますが、その間つわり対策だの部屋作りだの必要なベビーグッズだのいろんなネット記事を読み漁ってきました。色々読みましたが、実際に子育てしてるお母さんが書いている記事だと感じないのに大手サイトの情報だと時々違和感をちくちく感じていました。ある時下記のような文面を見て「これだ!」と思いました。

 

「出産前後の入院期間に旦那様(もしくはパートナー)が困らないよう食事の作り置き等計画を立てて進めましょう♡」

「男性も少しずつ家事を手伝いましょう」

 

どう考えても妊娠中という半病人状態で過ごしている人間が健康な夫のために食事を準備する必要が見えてこないです。正直「健康な大人の男性なら外食も買い食いもできるしむしろ体調悪い上簡単に動けない妊婦の食事を夫は確保してほしい」と思います。家事を手伝いましょうって、父親になる人にかける言葉でしょうか。「家庭内の家事を把握し出産前にスムーズにできるようにしましょう」ぐらい書いてほしい。

行政からもらう資料も大抵「お母さんは…」「ママは…」と女性が頑張る前提の内容で、父親である男性向けの資料はびっくりするほど薄かったです。

母親学級はあるのに父親向けの教室は無いから開催している場所を探しましたが近くで見つけることができず、夫は「何が必要か知りたいのに情報がない」と言っていました。

妊娠するということは父親が存在する訳ですが、父親向けの情報で現実の子育てに肉薄したものがこんなにも少ないのはマジで理解できないです。

 

夫は私が病気している時にお腹が空いたらスーパーやコンビニで自分と私の分の食事を買ってきてくれます。もちろん感謝していますが、これって立場が逆転した場合女性側が食事を確保しないとすごく責められるよなあ、仮にそんなことあっても人に言えないよなあと感じています。夫も最初からできたわけではなく、新婚当初方法を教えて段々スムーズにできるようになりました。出産の準備に必要なことって何かなと調べると大抵上記のような文面にぶち当たって心底うんざりします。

 

家事の分担は「稼いでる額に応じて分ける」という考え方もありますが、仮に共働きなら半々になるよう協力するか、「早く帰宅できるか体力がある方」が多めにやるのが合理的だと思っています。なぜなら家事は健康な日常の維持に必要不可欠な行為であって、老若男女関係なく生きている以上発生するタスクだからです。働いた後の残った体力で家事をしないといけないなら、双方の負担がなるべく少なくなるよう体力や得手不得手で割り振るのが自然な判断ではないでしょうか。個人的には「掃除洗濯ご飯炊き」は健康な成人なら皆出来る必要があると思って生きてきたので、結婚前家事をほとんどやってこなかった夫には新婚生活がスタートしたらすぐ一通りの家事を教え実際に色々任せたりしてきました。妊娠してから夫の家事負担は増え実際助かっていますが、あの時家事を教えたり必要性を伝えてなかったらお互いすごく辛かっただろうと思います。

 

妊娠中の家事のことを尋ねられて答えるだけだったのに、母親学級の講師やら親やら友人やらあまりにいろんな人に「えー!珍しいね!優しい旦那さんだね」と言われまくって段々疲れるような変な違和感が増えてきました。

妊娠前働いていた時、私が食事を作るのは誰も褒めないし「こんな食材知らないでしょ?」とか「だし取って味噌汁作ってるのか」とか色々言われましたが、夫が私の作った食事を温めて出すことは周りの人にすごく褒められました。周りの人に「優しい旦那だから大事にしなよ」と言われつつ「ちゃんとやってんのか」と小突かれる感覚が妊娠した後でさえずっとついてきて嫌でした。なぜ二人で納得して家事分担してるのに私だけ説教されるのか。なぜ男性が家事をすることに感謝感激してるのに女性が家事をするのは当たり前だと思う自分に違和感を感じないのか。外野には「うるせえ」とでも言っとけば良かったのかもしれません。

 

私は今働いておらず出産後はしばらく社会から切り離されるわけですが、少なくとも家庭の中で新しい価値観を作ることはできる。私たちの家庭には日常の維持がどれだけ大切か、そのためには家事をするのが必要なんだ、男女なんて関係ないんだよって価値観を育てたいです。