家具の色選び

今回は家具の色選びについてです。

 

部屋にまったく家具を置かないで生活するミニマリスト的な暮らしもありますが、おそらく多くの方はテーブルや棚を置いて生活すると思います。

そして、生活している住まいの床は木で出来ていたり、木目調のデザインであることが多いと思います。

皆さんはその床の上に置く家具の色は、どうやって決めていますか?

私は、床の色を見て決めています。

なぜなら、DIYや工事でもしない限り、床の色は変えられないからです。

 

当たり前じゃんと言われれば本当にそうですとしか言いようがありませんが、昔は「差し色」や「〇〇調の部屋」といった情報をもとに部屋を作ることを考えていたので、床や壁といった基本的に変えられないパーツとのバランスに気づけていませんでした。

 

具体例を挙げて説明します。

例えば、自宅の床の色は一言では「茶色」でも、よく観察すると「黄」「赤」「黒」「灰」といった色に分類できると思います。

実際の木材の色見本を使って考えてみましょう。

 

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有限会社高田製材所様HPより抜粋 https://mokuzaikan.com/item/color.html

同じ木材とはいってもいろんな色があります。

真っ黒な「黒檀」の床に「桑」のような色の家具を置くと、何となく浮いてしまう感じがしませんか?

一方で茶色い「黒蓮」の床に「桑」でできた家具を置くのを想像すると、しっくりくるのではないでしょうか。

これは、ベースとなっている色の違いによるものです。

 

黒檀の色をだんだんうすーくしてみると少し赤みがかったこげ茶になると思います。

黒檀でできた床の場合、「少し赤っぽい濃いこげ茶色」の木製家具を置くなら、色の濃淡に多少差があっても違和感は感じにくいです。写真の「サベリ」だと、赤が強く色も淡すぎてちょっと浮く感じがするので、もう少しこげ茶っぽい家具を合わせると良いです。

 

黒蓮と桑の色は両方とも茶色と分類されていますが、写真の説明では両方とも黄味がかった色なのだとわかります。濃淡の差はありますが、並べて置いても馴染みます。

 

以前実家の子供部屋で築き上げてしまった汚部屋では、まさに黒檀のように濃い赤こげ茶の床の上に、桑のように明るい黄色系や他の色の家具を置いていました。

汚部屋脱出のため大量の本や服、家具を処分したのですが、新しく本棚と机を買う際に床と似た色と質感のものにしたら急に部屋がおしゃれになったように感じました。

それくらい色の違いは印象に差を与えます。

 

ただ、「床と色が似てるから赤茶のプラスチック製ケースを買おう!」と全然素材の違うものを置くとなぜか違和感が出るので、あくまで「同じ素材のもの」に限って同じベースの色を選ぶのがポイントだと思います。

できれば、同じ木製でもガサガサした家具とツルツルに磨かれた家具が混在すると違和感が出るので、木目の質感も似たものを選ぶと良いです。

さらに、壁紙は床より明るい色の部屋に住んでいる人が多いと思うので、家具の色は床材より少し明るくすると違和感が減ります。床より家具の色を濃くすると、家具自体が差し色の役目を果たしてしまい、どっしりした存在感が出てしまいます。

 

落ち着いた部屋にするなら、忍者の隠れ身の術のように、床や壁と喧嘩しない色と質感の家具を選ぶのが楽で確実です。